『小説同人誌をつくろう!』刊行です

『小説同人誌をつくろう!』という本を、総合科学出版より上梓することとなりました。5/25発売です。

私の人生初めての商業出版物となります。

この本は、同人誌の作り方のハウツー本ではありません。
技術的なハウツー本ならすでにたくさん刊行されていますし、つい先日、Adobeがこんな記事を公開しました。Adobeのツールを使うだけのお金を投じられる方は、これに従って本を作れば技術面は間違いないです。

『小説同人誌をつくろう!』はそういうハウツーではなく、私が20年近く同人をやってきて、全然本が売れずに苦しんで、だけど楽しかったこと、体験したことや感じたことをもとに、「こういう風に本を作って同人活動すれば、小説を書くのが少しだけ楽しくなるんじゃない?」というのをまとめた本です。

小説を書いているけど同人活動をやったことない方や、同人をやっているけど苦しんでる方は、よろしければ眺めてみてくださいませ。

ちなみに通販はAmazonをはじめとして、あちこちで扱っていただいてるようです。
書店は、大規模書店や、漫画・アニメ系専門店の一部で取り扱っていただけるのではないかと思います。
確実に入手するならAmazonでしょうが、内容が気になる方は書店で探して中身をご覧になってみてください。

以下、目次です。

第1章 小説同人誌をつくろう
1.なぜ作品を書くのか
2.小説同人誌とは
3.二次創作は認められるのか
4.編集と校正ってなに?
5.レイアウトやフォントも意識しよう
6.気になるタイトルとは?
7.表紙は本も顔
★コラム1:『表紙デザインで大ゲンカした話』
8.イラストを依頼するには
9.本の装幀あれこれ
10.同人誌の印刷と製本
11.いくらで売る?
★コラム2:『刷りすぎて爆死した話』

第2章 本を手に取ってもらうには
1.発表の場はたくさんある
2.同人のメッカ〝コミケ〟
★コラム3:『初参加のコミケでお隣からエロゲをもらった話』
3.オリジナルの総本山〝コミティア〟
4.文章なら〝文学フリマ〟を忘れるな
5.売る前に宣伝を
6.宣伝いろいろ
★コラム4:『宣伝不足だったり宣伝しすぎだったりする話』
7.出展スペースのイロハ
8.本を手に取ってもらうための工夫
9.イベントのあと ~兵どもが夢の跡~
10.委託販売で書店に本を並べよう
11.感想の意味

第3章 本から生まれる交流
1.イベントは本を売るだけの場ではない
2.1人の仲間、1人の読者を見つけ出せ
3.Twitter は創作の味方
4.オフ会の光と闇
★コラム5:『裸の付き合いをしているのに本名も知らない話』
5.サークルに入るとなにがいいのか
6.合同誌の苦悩
★コラム6:『オタサーの姫現象は実際に起きるという話』
7.交流してたら仕事が来た
★コラム7:『同人コネの文筆業だけで生計を立てている話』

第4章 電子書籍の波にのれ!
1.電子書籍とは
2.印刷代ゼロ、在庫不要
3.Kindle? Kobo? 専用端末は必要?
4.小説の電子書籍を作って販売してみよう
5.電子書籍のセルフパブリッシング作家は多芸多趣味な人が多い?
★コラム8:『セルパブ作家の飲み会は殴り合いみたいだったという話』
6.電子書籍で一財産築ける?

 

2017年05月25日